ソウル旅行の準備、いちばん気になるのはK-ETAだと思います。結論から書くと、日本国籍なら2026年12月31日までK-ETAはいりません。そのかわり、入国申告書を先にネットで出しておくと入国がスムーズです。
ここでは出発前に確かめたい7項目を、韓国政府やソウル市の公式ページで確認した内容だけでまとめました。円の金額は「1,000ウォン≒約117円(2026年10月2日時点のレート)」で計算しています。

結論:K-ETAは不要、入国申告書だけ用意する
駐日韓国大使館の案内では、K-ETAの一時免除期間が2026年1月1日から12月31日まで延長されています。日本はその対象国です。
気をつけたいのは年明けの旅行。2027年以降どうなるかは、まだ公式の発表を見つけられませんでした。年末年始にかかる人は、出発前にK-ETA公式サイト(k-eta.go.kr)をもう一度見ておくのが安心だと思います。
入国申告書は、紙のかわりに「e-Arrival card」で出せます。韓国の法務部によると、到着の3日前から公式サイト(e-arrivalcard.go.kr)で作成・提出できます。
入力するのはパスポート情報や便名、泊まる場所など。提出から72時間有効で、料金はかかりません。
有効なK-ETAを持っている人は入国申告書がいりません。

7項目を表にすると、こうなります。
| 項目 | いまの状況(2026年10月2日時点) | 出発前にやること |
|---|---|---|
| K-ETA | 日本国籍は2026年12月31日まで免除 | 年明けの旅行は再確認 |
| 入国申告書 | e-Arrival cardでネット提出できる(無料) | 到着3日前から入力 |
| スマホの回線 | eSIM・USIM・無料Wi-Fi | どれにするか決めておく |
| お金 | ほとんどの店でカードが使える | 現金は少しだけ |
| 交通カード | T-money/気候同行カード短期券 | 乗る回数で選ぶ |
| アプリ | 地図・翻訳・タクシー配車 | 日本で入れておく |
| 電源 | 220V・60Hz、丸い穴2つ | 変換プラグを用意 |
スマホとお金:eSIMとカード、現金は少しだけ
スマホの回線
韓国観光公社の案内では、スマホをつなぐ方法はUSIMとeSIMの2つです。USIMは主要な国際空港のローミングセンターのほか、一部のコンビニなどでも買えます。eSIMはカードを差しかえる必要がありません。
空港や駅には無料Wi-Fiもあります。ただ、歩きながら地図を見るなら、自分の回線があったほうが楽だと思います。

両替とカード
ソウル市の案内によると、お店や飲食店、ホテルのほとんどでカードが使えます。少額でも大丈夫です。
両替は空港や市内の銀行、私設の両替所で。パスポートが必要です。私設の両替所は午前6時から午後9時ごろまでのところが多いものの、店ごとに違います。
カード中心で、交通カードのチャージ用に少し現金、くらいがちょうどいいと思います。

交通カード:T-moneyと気候同行カード短期券
ソウル市の案内では、交通カードはT-moneyとCash-beeの2種類。コンビニや地下鉄の駅で買えます。チャージは駅の機械で、画面は外国語にも対応しています。
バスは降りるときもカードをタッチします。タッチを忘れると乗り換え割引がつきません。割引になるのは、降りてから30分以内の乗り換えです。

地下鉄とバスをたくさん使うなら、気候同行カードの短期券も候補です。ソウル市内の地下鉄・バスが期間中乗り放題で、1日券5,000ウォン(約584円)、3日券10,000ウォン(約1,168円)、7日券20,000ウォン(約2,337円)。カード本体は別に3,000ウォン(約351円)かかります。
2026年3月17日からは、海外で発行されたクレジットカードでも短期券を買えるようになりました。30日券は8月31日でチャージが終わりましたが、短期券はこれからも続くとソウル市が案内しています。

使える範囲には注意です。新盆唐線、ソウル以外の地下鉄、広域バスや空港バスは対象外。仁川空港の駅は降りるときだけ使えて、空港から乗るときは使えません。
1日に乗るのが2〜3回くらいなら、T-moneyで十分だと思います。返金は使用期間内の申請が必要で、手数料が500ウォンかかるのも覚えておきたいところです。

アプリ・電源・免税もチェック
文化体育観光部と韓国観光公社の調査(2024年3月発表)では、韓国を旅行した外国人の56.2%が移動にNAVER Mapを、48.3%が通訳にPapagoを使っていました。日本や東南アジアからの旅行者は、95%以上が韓国のアプリを使っています。
タクシーは、カカオモビリティの外国人向けアプリ「k.ride」が日本語に対応しています。海外発行のカードで払えて、登録はGoogle・Apple・メールでできます。日本にいるうちに入れておくと、空港で慌てずにすみます。
困ったときは、韓国観光公社の観光案内「1330」に電話やチャットで相談できます。

電源は220V・60Hz。コンセントは丸い穴が2つのタイプです。スマホの充電器は、表示に「100-240V」とあるか先に見ておくと安心です。
買い物が多い人は免税(タックスリフンド)も。対象は1回15,000ウォン(約1,753円)以上の買い物です。その場で税金を引く即時還付は、1回100万ウォン未満・合計500万ウォンまでです。

こうして並べると、出発前にやることは意外と少ないみたいです。入国申告書とアプリだけ済ませておけば、あとは現地でなんとかなると思います。みなさんは交通カード、T-money派と乗り放題派、どちらにしますか?
あわせて読みたい
参考にした記事・資料
- 駐日本国大韓民国大使館「K-ETA一時免除期間の延長のご案内」(2025年12月24日)
- 韓国観光公社「K-ETA Exemption Period Extended Until 2026」(2025年12月26日)
- 大韓民国法務部 出入国・外国人政策本部「電子入国申告書(e-Arrival card)」
- 電子入国申告 公式サイト(e-arrivalcard.go.kr)
- 韓国観光公社「Electricity & Communications」
- ソウル市「外貨両替」
- ソウル市「公共交通機関」
- ソウル市「気候同行カード」
- Korea.net「Foreign tourists prefer domestic apps like Naver Map for visits」(2024年3月6日、文化体育観光部・韓国観光公社の調査)
- カカオモビリティ「k.ride」サービス紹介
- 韓国観光公社「Comprehensive Tax Refund Guide」(2025年10月20日)
- ハナ銀行の円ウォン売買基準レート(2026年10月2日16時21分、100円=855.85ウォン)
- 写真はウィキメディア・コモンズの資料写真と、公式情報をもとに作った表です。アイキャッチはKanchi1979さん(CC BY 2.5)の写真に文字を重ねました
写真の出典
- Incheon Airport3.JPG — Jnpet / CC BY-SA 3.0
- Korea-Incheon-International-Airport-Deperture-lobby-check-in-counter.JPG — Kanchi1979 / CC BY 2.5
- 202403 AREX Express Train Concourse at Incheon International Airport Terminal 1 Station.jpg — MNXANL / CC BY-SA 4.0
- Ticket Vending and Card Reload Machine – Seoul Metropolitan Subway 20240713.jpg — LandAndTree / CC BY 4.0
- DIN Schuko socket.JPG — Dmitry G / CC BY-SA 3.0
- Bukchon-ro 11-gil street with hanok houses and blue sky in Bukchon Hanok Village Seoul.jpg — Basile Morin / CC BY-SA 4.0
